職場の雰囲気を掴むことが重要

看護師の働く職場には、病院やクリニック、老人ホームなど様々なものがある。しかし、同じ病院という枠組みに入っていたとしても、現場の雰囲気には大きな違いがあるだろう。その根底にあるのは職場ごとに異なる仕事に対する価値観である。
どのような目標が立てられているかによって職場の雰囲気にも違いが出てくる。その目標に沿って働こうとするスタッフが集まっているため、必然的にその目標に心から同感できる考え方を持っているスタッフばかりが集まるのだ。こういった背景から、価値観が合わない職場にうっかり就職してしまうと、職場にいづらい状況になってしまうのである。それに気づき、自分に合った職場を選んで転職することにより、辛いと感じていた仕事の日々が楽しいものに変わったというケースは少なくない。
大切なのは職場全体にどのような考え方が浸透しているのかを理解することである。個々の看護師が何を大切にしているかを重視することも大切だが、仕事をしていく上では職場全体の考え方にうまく合わせている人が多いだろう。そうすると一人一人のスタッフに目を向けるよりも、職場に馴染みやすくなるのである。
転職をするときには、その点に着目するように心がけるといいだろう。職場の状況を知るには情報収集が大切だが、病院やクリニックなどの運営方針などを調べてみるとおおよその想像はつくはずである。自分の抱いている仕事に対する価値観と照らし合わせてみて、合致すると感じたら転職先として選んでも失敗しないだろう。