働く仲間の理解度で違ってくる

職場の雰囲気は仕事のあり方に大きな影響を与えるものであり、職場全体として何を重視するかをよく調べてから就職することは大切である。
看護師の職場では女性が大半を占める場合が多いのが特徴となっているため、仕事と家庭に関して価値観の違いを重視して選ぶのが賢明だろう。ワークライフバランスを保つために重要なのが、仕事に対してどれだけ注力するべきと考えているかを把握することである。仕事を優先するべきだという考え方が浸透している職場も多い一方で、全員で毎日定時までに仕事を終えて残業をなくそうという気概に溢れている職場も稀ではない。
ワークライフバランスに関する価値観の違いは職場による差が大きいため、自分の考え方にマッチしている職場を選ぶことが重要になる。女性にとっては、職場で費やさなければならない時間がコントロールしやすいと、家庭の仕事も調整しやすいだろう。職場の支援制度によって時間をコントロールできる場合もあるが、制度がなくとも職場全体の考え方が家事や育児に忙しい人をサポートしようというものになっていれば、ワークライフバランスを保てる。
看護師同士での理解が十分にあると、忙しいときには互いにカバーし合う考え方も浸透していて、いざというときに時間を確保しやすいのも特徴である。
職場全体として持っている価値観はなかなか大きく変化はしないため、合わないと思ったら転職するのも賢明な判断だろう。他にも、「多様な価値観の共存」にあるように、相手を理解し共存していくことも可能であることを覚えておくといいだろう。
職場選びの際は、自分の考え方との違いを意識して選ぶことが重要である。